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C型肝炎に冒されて、慢性化する人としない人、肝硬変や肝臓ガンに移行してしまう人としない人がいるのは何故でしょう。それが免疫力の差なのです。
免疫力とはウイルスなどの外敵に対抗して体を守ろうとする本来人間に備わっている力をいいます。外敵を排除する免疫システムを支える細胞や物質には、リンパ球、マクロファージ、インターフェロンなどのサイトカン、白血球、免疫グロブリン(抗体)などがあり、これらを活性化することで免疫力は高まり、ウイルスなどを排除することができるのです。反対に免疫力が低下してウイルスが感染部で増殖してしまうと、治る病気も治らなくなって症状が悪化してしまいます。
したがって、慢性肝炎を悪化させないためには、免疫力を高めておくことが大切です。特に、ウイルスに有効な薬がない以上は、肝炎ウイルスに応戦してくれるのは免疫しかありません。
では、どのように免疫力を高めれば良いのでしょう。そこで、注目されているのが「BRM(免疫調整物質)」です。BRMは、それ自体ではウイルスなどの病原体にほとんど効果を示しませんが、生体の免疫系に作用して様々な方向に活性化して作用をもたらす物質のことをいいます。主に免疫細胞であるマクロファージやリンパ球に作用し、インターフェロンなどのサイトカン(免疫刺激物質)を産生させる働きをしていることから、ウイルス性肝炎にも効果を発揮するといわれています。
肝臓に炎症が起きているということは、そこには免疫システムによってリンパ球などの免疫細胞が集まって闘っていることを意味しますので、免疫力を高めればさらにリンパ球などが活性化して早く炎症を鎮めることができるのです。つまり、BRMがインターフェロンなどを刺激して分泌を促し、分泌された多くのインターフェロンがリンパ球などの免疫細胞を活性化して機能を高めた結果、免疫力がアップしてウイルスを攻撃し、鎮静化を図るという仕組みです。
ここで分泌されるインターフェロンは、もちろん自分自身がつくりだした自然の物質ですから一番体に合っており、激しい副作用がおきるはずはありません。しかも、BRMは体内にある免疫力を広範囲にわたって穏やかに刺激して助けるという作用の仕方をしますので、安全性も高いとされています。
免疫力を高めると、なぜ慢性肝炎が改善されるのか、これでお分かりになったのではないでしょうか。単に炎症を抑えて肝炎の進行を阻止するだけでなく、ウイルスそのものを排除して根治させる可能性も秘めているのです。これがひいては肝硬変を食い止め、肝臓ガンにならないようにする方法であるうえ、私達が日常生活の中で取り組める身近な予防策といえます。
では、BRM作用のあるものに何があるかというと、漢方薬やキノコ類などです。免疫力を高める働きをすることから、慢性肝炎だけでなくガンなどにも有効といわれ、注目されているのです。
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