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肝臓の病気  肝ガン
原発性肝ガンは肝炎ウイルスが大きな原因。慢性肝炎や肝硬変にかかっている場合は定期検診が不可欠。
肝ガンの種類

肝ガンは日本で非常に多いガンで死亡率でみると男性では胃ガン、肺ガンに続いて3位、女性では胃ガン,肺ガン、大腸ガン、胆のうガンに続いて5位になっています。男女比でいくと、男性2.5人に対して女性1人と男性の方が圧倒的に多く、また50歳以降の人に多いのも特徴です。

肝ガンには大きく分けて2つの種類があります。すなわち、初めから肝臓にガンができる「原発性肝ガン」とからだの他の部位のガン、例えば胃ガンや肺ガンなどからの転移してくる「転移性肝ガン」の2つです。「原発性肝ガン」もさらに肝細胞そのものから発生する「肝細胞ガン」と、肝臓の中の胆管細胞から発生する「胆管細胞ガン」の2つにわけられます。

ただし、種類としては肝細胞ガンが圧倒的に多く、原発性肝ガンの8割程度を占めていると言われています。

肝ガンの原因

原発性肝細胞肝ガンの原因で一番多いのはやはり、肝炎ウイルスです。中でも、B型肝炎ウイルス、あるいはC型肝炎ウイルスによる慢性肝炎から肝硬変に進行し、さらに肝ガンへ進むと言うケースが圧倒的に多くなっています。原発性肝ガンの患者の8割以上は肝硬変を併発しており、慢性肝炎の状態からいきなり肝ガンが発生している例はまれです。

また、ウイルスの中でも発ガン性が高いのはC型でB型に比べると約4倍近い数字になっています。この他、アフリカの方で常食にしている食品に生えるアフラトキシンというカビ毒や、クロロホルム、塩化ビニール、合成ホルモン薬なども原因になるとされていますがはっきりとしたことはわかりません。

一方、原発性肝ガンの中でも胆管細胞ガンに関しては肝炎ウイルスも関わっていないし、肝硬変を併発しているようなこともなく、原因がはっきりとはわかっていません。胆のう結石が関係しているとか、薬物の影響なども考えられますが現在のところ不明です。

肝ガンの症状

  ごくまれにですが、急性期に大変重い肝炎である“劇症肝炎”になることがあります。これは、肝臓の細胞が急激かつ広範囲に破壊されるものです。吐き気・おう吐・倦怠感などの症状が強く現れます。また消化官や肺などに出血が起き、脳にも障害が起こります。数日のうちに昏睡状態となり、死に至るという大変危険な病気です。

  現在、あらゆる方法で治療しても、助かるのは20〜30%程度です。どういう場合に劇症肝炎に移行するのかは、わかっていないのが現状です。

慢性肝炎が進むと、ガンに・・・

 肝ガンもやはり肝硬変などと同じように、初期のうちは殆んど何の症状も現れません。もともと肝臓は人間の臓器の中でも一番大きいわけですから、本当に小さなガン細胞の塊くらいではわからないのです。しかし、ガンが大きくなるにつれて、肝硬変が進んだのと同じような症状が現れます。つまり、ガンが大きくなるにつれて、肝硬変が進んだのと同じような症状が現れます。例えば全身の倦怠感、食欲不振、吐き気、体重が減るなどです。しかし、これらの症状は普通の胃腸の障害や肝硬変などでも起こる症状ですから、これだけで肝ガンだとわかることは殆んどありません。

ガンがさらに進行すると、発熱や上腹部のかたいしこり、黄疸、腹水がたまる、などの症状が現れます。ここまでくるとガンはかなり進んでいます。また、肝ガンで最も中位しなければならないのはガンからの出血です。肝ガンはガンの中の多量の血液を含んでいる為、比較的小さいガンでも破裂することがあり、しかも多量出血を起こすとお腹の中に血液が溜まってしまいます。これをガンの腹腔内破裂といって、大変危険な状態です。出血はお腹の中なので、外から見てもはじめは分からず、出血性ショックとなったり、肝不全に陥ったりします。

定期検診が大切

原発性肝ガンの場合、肝炎ウイルスがおおいに関わっているわけですから、慢性肝炎や肝硬変にかかっている場合は定期検診がなによりの予防になります。細菌では検査の技術が発達し、超音波やX線CTによる検査で直径2cm程度のガンでも容易に発見できるようになりました。

また、治療法も切除法しかなかった昔に比べ、格段の進歩をとげています。しかし、それにしてもやはり、早期発見が大切なところは言うまでもありません。胃がんと違って肝ガンの場合、進行が早いので発見が早ければそれにこしたことはないのです。直系2cm程度であれば、現在の技術では完全に治癒することもできます。ですから、特に肝硬変になっている場合、少なくとも3ヶ月に1度はエコー検査を受け、日常生活に気をつける必要があります。また、健康な人の場合でも、定期検診をかかさないよう心掛けるべきです。

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