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お酒を飲み続けていると、徐々に肝障害が進行していきます。ここで、アルコール性の肝障害をまとめておきましょう。
1)脂肪肝:アルコールを長期間、大量に飲み過ぎた場合最初に起こる病気です。肝臓に脂肪がつきやすい状態となり、肝細胞に脂肪がたまっていきます。ひどい場合には一つ一つの肝細胞が風船のように膨らんで肝臓全体が黄色っぽくはれた状態になります。症状としては右の脇腹の違和感、鈍痛、全身の倦怠感などがありますが、殆んど無症状の場合が多く、健康診断などでよく発見されます。あまり進行しないうちに発見し、そこでお酒を止め、バランスの良い食事を心掛ければ肝臓はもとの状態に戻ります。
2)肝線維症:脂肪肝の状態からさらにお酒を飲み続ければやがて肝細胞が壊れ始め線維化が進んでいきます。このため肝臓の表面は少しずつ凸凹になってきます。ただし、この段階でもアルコールを中止すれば進行は止まります。
3)アルコール性肝炎:肝細胞が破壊されることによって起こる状態です。アルコール性肝炎は長期間の飲酒によって起こりますが毎日ある程度の量を飲んでいる人がある時たまたま大量に飲んだような時には急性アルコール性肝炎が起こります。食欲不振、吐き気、腹痛や体重減少、さらに進行すると、発熱、黄疸、吐血、意識障害など引き起こします。肝性昏睡に陥って死に至ることもあります。
4)肝硬変:大量のお酒、例えばウイスキーの1ボトルを2日に1本あけたり、1日5合以上の酒を10年、20年も飲み続けていると、多くの場合アルコール性肝硬変へと進行していきます。症状としては初期のうちは全身の倦怠感やお酒に弱くなるなどですが、やがては腹水、黄疸、むくみなどの症状がでてきます。そして、手掌紅斑、蜘蛛状血管腫、女性化乳房などの症状が現れてきます。肝硬変になっても初期のうちは入院して徹底的にアルコールを絶てば命にかかわらずにすみます。ともかく、ここまで進行させるほどは飲まないことです。
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