尿に糖が出ているから糖尿病とは限らない

なぜ尿に糖が出るのか

糖尿病という名前から「尿に糖が出る病気」と考えられがちですが、実は大きな間違いなのです。

糖尿病は、血糖値を調整するインスリンの作用不足の為に血液中の糖が多すぎる、つまり血糖値が高く(高血糖)なり、さまざまな合併症を引き起こす病気をいいます。
インスリンの作用不足には、インスリンの分泌が低下する場合と、インスリンの働きが弱い場合があります。

糖質代謝が正常に行われていれば、血糖値は異常に高くならないので尿に糖が出ることはありません。
糖が出るということは、ブドウ糖をエネルギーに変えるのに必要なインスリンが膵臓で十分に作られていないか、十分でも体がそれを利用できない状態にあるということです。
その為ブドウ糖が血液中に溢れ、結果として尿の中に出てくるわけです。

これには、腎臓が大いに関係しています。腎臓は、体内を巡ってきた血液を濾過し、必要なものを再吸収して不必要な物は尿として排出する働きをしています。
ブドウ糖は必要なものですから当然、再吸収されますが、それが多量で吸収が間に合わないと尿の中に排出されてしまうのです。
いわば腎臓は、ブドウ糖をせき止めるダムの役割を果たしているといえます。

しかし、血液中のブドウ糖が増えると、腎臓はブドウ糖の再吸収が十分に出来ず、尿に混ざってやがて体外に排出されます。
このとき、体はホメオスタシス(恒常性)機能が働いて糖を薄めようと多量の尿を作るため、トイレに行く回数が増え、多尿に伴って水分が不足して喉の渇きを覚え、やたらと水を飲むという症状が現れてくるのです。

また、インスリンの働きが悪くなると、ブドウ糖がエネルギーに変わらなくなるため、エネルギー源となるブドウ糖が失われ、食事を摂っているのに痩せてきたり、エネルギー源が無いから馬力が出ないし、疲れやすくなるわけです。

血糖値が正常でも尿に糖が出ることもある

日本人に多い2型の糖尿病は、高血糖が続いても「疲れやすい」「いま一つ力が入らない」という程度で、自覚できるような症状は現れてきません。
だいぶひどくなってきて初めて、異変に気付く事が多いために血糖値のコントロールが難しくなるのです。
初期症状といわれるのどの乾き、多尿、体のだるさを感じた頃でも、病状は進行しているといわれています。

普通は空腹時の血糖値が170mg/dlくらいに上がると、腎臓から尿に糖が下りてきますが、80~110の正常範囲でも尿糖が出ることがあります。
また、逆に200位でも尿に糖が出ない人もいれば、血糖値が正常でも生まれつき尿中に糖が漏れる腎性糖尿という体質の人もいます。

血液から尿に糖が下りてくるときの血糖値を「尿等排泄闘値」といいますが、この数値は高齢になるほど高くなる傾向にあり、それは血糖値がより高くならないと尿に糖が下りてこないからです。
これとは逆に、若い人の場合は血糖値が低くても尿糖が出やすい状態にあるといわれています。他にも、妊娠中の女性、風邪をひいたとき、ストレスが長期間続いたときにも尿糖が出ることがあります。
しかし、これらは「尿糖」ではありますが、血液中の糖には異常がありませんから「糖尿病」ではないのです。

数十年前までは、尿に糖が出ただけで糖尿病と診断され、血糖硬化剤を処方されて低血糖昏睡状態に陥るという事故もありましたが、現在は尿糖が発見された場合は、きちんと検査が行われて慎重に判断されます。

このようなことから、尿糖は糖尿病の判定や血糖のコントロール状態を見る目安にはなりますが、それだけで糖尿病と判断できるものではないのです。
糖尿病は、血液中に糖が余った状態が続いている事をいいます。

空腹時血糖値が126でも安心できない

血糖は、空腹時血糖値といって、食後9時間以上何も食べない状態で採血し、その血糖値を計ります。その結果、126mg/dl以上有り、自覚症状の有無などを調べた上で糖尿病と診断されます。

以前は140以上が糖尿病と診断されていましたが、その基準が1999年に見直されて126に引き上げられました。
それは、これまでの研究で食後の血糖値が200を超えると合併症が出るリスクが急激に増す事が分かっているため、この数値に相当する空腹時の血糖値を割り出したところ、140ではなく、126にあたるところから引き下げられたのです。

また、これには世界中どこでも統一の判定ができるようにという、WHO(世界保健機関)の考えが背景にあります。
医療環境の整った国の場合は、血糖値の測定のほかにブドウ糖負荷試験(空腹時にブドウ糖溶液を飲んで、その後の血糖値の変動を調べる)などを行うことが出来ますが、経済的・技術的理由から行えない国もあるため、一回の検査で確定できるようにと設けられた基準が「空腹時血糖値126以上が糖尿病」とする世界基準です。

しかし、126未満だから安心という事ではありません。110以上、126未満を境界型と呼び、糖尿病まであと一歩のグレーンゾーンにいる状態なのです。
「異常なし」といわれるには、110未満でなければなりません。

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